私たちが守ります あなたの健康 一般社団法人 伊都医師会
10余年の実績を誇る地域医療連携システム「ゆめ病院」
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元医師会長ご挨拶

医師会長

一般社団法人
伊都医師会

元会長
横手英義

 私ども伊都医師会は、開業医86名、勤務医71名より構成され、日進月歩進歩する医療情報を研鑽し、開業医、病院勤務医とが協力し合い、より資質の高い医療を住民の皆様に提供し、より健康で安心・安全な生活を営んでいただけるように「守ります。あなたの健康」を掲げて活動を行っています。
 その活動の一つとして昭和57年より、医師会からも負担金を出し、行政とともに、伊都地方休日急患診療所を建設し、休・祭日の9時〜17時まで、内科・外科に分れ、それぞれの科を会員の先生方が担当し診療に当たってこられています。
 さらに、平成18年より、土曜日の18時〜21時まで診療に当たるようにしました。平成21年度の当診療所の利用者数は、新型インフルエンザの流行の影響もあり、2900名に上りました。

 また、平成21年9月より、当地の基幹病院であります橋本市民病院へ、休日に勤務医の過重労働の軽減を図るため、17名の内科医がスケジュールを調整しあい応援に出務されています。当地域では、病診連携にも力を注ぎ、休日の救急患者で重症な場合、二次救急を担当する病院を休日病院群輪番制の中で決め、対応していただくシステムを、平成9年より行っています。
 住民の皆様に、この地域で住んでいて良かったと思っていただけるようにさらに努めていきたいと思っています。

 さて、日頃の診療の中で患者様の重複検査がたいへん気になっていたところ、平成14年より、患者様の医療情報を、ITを用いて各診療所間で共有できないかと考え、「ゆめ病院」システムを立ち上げました。
 このシステムの素晴らしさに、平成18年に総務大臣表彰を受けることとなりました。
 平成20年度より始まりました特定健診の情報も、医療情報として取り込むだけでなく、セキュリティーの高さから、報告業務にもこのゆめ病院システムの回線が利用できます。

 そのため20年度の特定健診受診率は、和歌山県が17%と全国で最下位でした。特に和歌山市は10%でしたが橋本市は25%と全国平均でした。この地域では高齢化が進み、在宅での老々介護が多く、在宅医療が必要とされます。

 21年度、総務省の募集する地域情報通信技術利活用推進交付金の交付を受けることができました。
 その結果、ゆめ病院システムが大きくバージョンアップされ、操作性が良くなり、さらに在宅医療を支援する訪問看護ステーション、調剤薬局も、ゆめ病院に参加できるようになりました。

 今後、基幹病院である橋本市民病院から退院され、逆紹介される患者様の医療情報を、ゆめ病院システムに簡単に載せる事ができるようにするとともに、このシステムを、隣接する奈良県五條市医師会の方々にも使っていただき、その素晴らしさを実感していただき、さらに他医師会にも広め、患者様の医療情報を、どこでも共有でき、より安心安全な医療が行えるようになる事を目指し務めたいと思っています。

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