初代院長ご挨拶 | |
一般社団法人 伊都医師会 ゆめ病院 初代院長 小西紀彦 遠隔医療学会抄録 |
「私たちが守ります あなたの健康 一般社団法人 伊都医師会」恥ずかしくなるような標語を臆面も無く掲げて、伊都医師会では新しい試みを始めました。 少しでも患者さんの為になる医療を提案したい、「ゆめ病院」構想は私たちの答えです。患者さんが医療機関や検診などで受けられた検査結果を、データベースとして蓄積すること、そして全ての治療に生かすこと、これが私たちの願いです。 「One for all. All for one」ひとり一人の選手はチームのために、チームは一人の選手のために。ラグビー選手の規範だと記憶していますが、このラガー達の高邁な思想を医療にも生かしたいと考えました。一人の患者さんの医療も、多くの医師会員の支援があって成り立つ、私達はこんな医療を目指しています。地域医療に新たな夢を描いた「ゆめ病院」です。 詳細はパンフレットか、かかりつけ医に直接にお聞き下さって、是非とも登録を済ませて下さるようお願いする次第です。 就任時ご挨拶病院を重さで云々するのも可笑しな話でありますが、ゆめ病院は重さが0g。質量0の日本で一番軽い病院であります。しかも、何時までも重さは0グラムのまま。しかしながら、内に秘めた可能性と言いますか、能力には素晴らしいものがあります。再生医療で脚光を浴びているステムセル、幹細胞と似ているとでも言えましょうか。
1.国家機密保持と同等に暗号化された強固なネ ット環境 「ゆめ病院」は、電子カルテと言うよりもデータベース であり、一枚のカードで医療データを検索し、治療に生かそうとするシステムであります。 医療保険財源の悪化を理由に医療費抑制と患者の負担増が進む中で、検査は医者が儲けるためだとか、薬を儲けるために出している、などと情報操作が行われて、実に不愉快な思いをしている訳でありますが、そのような話が如何に馬鹿げたものであるかを証明することに繋ぎたいとも思っています。 保健・医療・福祉の連携。掛け声が聞かれない日はありません。治療歴の蓄積は勿論のこと、人間ドックや保健事業で行われた検査結果までデータベース化する。しかも、必要に応じて情報を随時利用する「ゆめ病院」。これこそが保健・医療・福祉の連携を可能にする手段であると確信しています。 しかし、これらの夢を実現するのは我々の地道な努力によります。コツコツと場合に応じて入力を繰り返す。大輪の花を咲かせるためには欠かせない作業であるとご理解頂いて、ゆめ病院の育成にご協力下さい ますよう心からお願い申し上げる次第でございます。 ご理解とご協力をお願い申しあげまして、就任の挨拶とさせて頂きます。 |